
“KUUSAN.BOUSAI”のせんていくにえと申します。
とうとう冬本番の2月がやってきましたね。
先日の寒波で我が家の洗面台の水道が凍り、朝から大変でした。
皆さんのおうちは大丈夫でしたか??
さて、コラム連載が最終回となる今回は「家族で共有する防災」についてお話したいと思います。
みなさんのお宅では防災について話をしていますか??
例えば、大きな災害の時の避難所の場所や安否の連絡方法、自宅内での避難グッズの保管場所等、、、日常から共有して家族全員が知っておくことが大切です。
①避難場所の確認
「ハザードマップ」をお持ちですか??
「ハザードマップ」とは・・・自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図。
各自治体で無料で配布しています。
各地域の避難所の他に災害時の被害想定も出ており、自宅周りの災害時の想定も出来ます。
また、避難所に行く際の経路も場所によっては災害時利用するのに危険な場合もあり、マップ上で避難計画も立てれますね。
ハザードマップを元に避難経路を確認したら家族で実際に歩いてみましょう。
地図上では分からない障害物などもあります。
お散歩がてら家族でチェックしてみるのも良いですね。
②安否確認方法
安否確認に携帯で連絡するという方が多いと思います。
大規模災害時には「輻輳」という電話の障害が発生することがあります。
電話回線やインターネット回線にアクセスが一気に集中する事を輻輳と言い、輻輳が原因で電話やネットが繋がりにくくなります。
さて、そんな時みなさんはどの様に家族と連絡をとりますか??
家族の安否が分からず、早く連絡したい。でも電話が繋がらない、、、想像するだけで恐ろしい気持ちになりますよね。
そんな時にNTTが提供している「災害伝言ダイヤル」を利用すると良いでしょう。
被災地への通信が増加し繋がりにくい状況になる場合に提供が開始されます。
災害用伝言ダイヤル「171」、災害用伝言板「web171」にて伝言を録音、再生出来る為、携帯電話が繋がらなくてもお互いの安否確認ができます。
詳しくはNTT東日本、NTT西日本のHPを確認してみてくださいね。
更にこの災害伝言ダイヤルを実際に利用出来るお試し期間もあります。
ぜひこの機会にご家族で試してみて下さいね。
- 毎月1日、15日(0:00~24:00)
- お正月三が日(1月1日0:00~1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
(※場合により変更もありますのでHPにてご確認ください)
③避難グッズ
ご自宅のどこに防災グッズや非常持出袋を保管していますか??
特に非常持出用リュックは普段使わないからクローゼットの奥底に、、、なんて場合もあるのではないでしょうか。
災害時に家族全員が自宅にいるとは限りません。
お子さんやご年配の方でも一人で簡単に取り出せる場所に保管してください。
また、中身は必要な物が揃っていますか?
食品や水の賞味期限が切れていたりしませんか??
またシーズンによって用意する物も変わります。一度取り出してみてご家族で中身のチェックや避難グッズの保管場所なども話し合いをしてみて下さいね。
災害時に必要な情報を事前に共有することは家族にとってとても大切です。
実際に連絡がつかなく何日も不安な日々を過ごしたという話も聞きます。
家族の安否が分からないのは心や体にダメージが大きいものですよね。
防災準備は災害が起こってからでは遅いです。事前の準備をしてくださいね。
約一年間でしたがこのコラムを読んでいただきありがとうございました。
災害はいつ起こるか分かりません。
少しでも防災に興味を持っていただき、家族で話し合いや準備をしていただけると嬉しく思います。
書いている人
せんていくにえさん
防災士、防災備蓄収納1級プランナー 。北海道札幌市でたくさんの人達に防災備蓄収納を広める為、少人数での講習会を開催しています。 インスタ「おうちで出来る防災」、アメブロ「防災備蓄 KUUSAN BOUSAI」でも発信中 !ぜひ、見てね♪
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