
“KUUSAN.BOUSAI”のせんていくにえと申します。
皆さんのご自宅では防災についてどの様な準備をしていますか??
備蓄品を備えたり、高い棚は固定してるなど防災の準備はバッチリ!!なんて方ばかりだと良いのですが、前に買った防災リュックどこに片付けたっけ? 準備しなければと思っていても何もしてませーん! なんて方も多いと思います。
実際に大きな地震などが少ない札幌ですが日本は災害大国。どこに住もうがリスクはあります。ぜひこのコラムで一緒に学んでいきましょう。
①あなたの身近に起こる災害とは
世界で起こる約1割の地震が日本及びその周辺で起きています。
更にマグニチュード6以上の大地震は約2割が日本で発生しているのです。
気象庁の発表によると、2021年に国内で観測された震度1以上の地震の回数は2406回。
なんと2000回を超えるのは3年ぶりとのこと。
また2021年に国内で死者・行方不明者を伴った地震は1回(2020年は0回)。
更に最大震度5弱以上を観測した地震は10回(2020年は7回)発生しており、地震の回数が増えていることがわかります。
更に北海道で観測した震度1以上の地震は、206回(2020年は177回)でした。
このうち震度4以上は2回(2020年は4回)との事。
なお石狩・空知・後志地方では震度1以上の地震は38回(2020年は26回)、震度4以上はなかった様です。
幸いにも札幌は地震が少ないですが、札幌近郊には「伏在活断層」という、今後地震等を起こす可能性がある活断層が3つあると言われています。
札幌近郊の「伏在活断層」
- 西札幌断層:札幌市中央区、西区、手稲区、東区、北区、石狩市など
- 月寒断層:札幌市豊平区、厚別区、白石区、東区、北区、北広島市、江別市、南幌町、当別町、新篠津村など
- 野幌丘陵断層:江別市、北広島市、南幌町、長沼町など
ここが動くと最大震度7という地震が発生すると言われており、震度7の地震が起こるとライフラインは止まる可能性がかなり高くなりますので、備蓄や家具の固定なども必要です。
規模は違いますが、2018年の胆振東部地震でブラックアウトや断水なども経験していますのでイメージをつけやすいと思います。
また災害は地震だけではなく大雨、台風、火山噴火、大雪、洪水など多岐に渡ります。
特に地球温暖化の為、雨や風も以前より強くなってきています。
大雨の場合、ご自宅が川の近くにあれば洪水などの危険性、高台にあれば土砂崩れなどの危険もありますね。
また、ここ数年では強風による停電が起きたり、街路樹が倒れたりなど風での災害も増えてきています。
市町村で配布している「ハザードマップ」などを見て、自宅や地域の災害リスクを想定して事前に準備しておくのが大切ですね。
身近な災害リスクを知ることが防災の第一歩。
ご家族やご友人、そしてご自身を守る為に少しだけ興味を持って頂けると嬉しく思います。
一人で暮らすあなたへ
家族と離れて暮らす方へワンポイント
家族の住んでいる場所の災害リスクを知っていますか?
川や海のそばなら津波や洪水があったり、山や崖の近くなら土砂崩れあったりと想像できるリスク。
住んでいる土地が埋め立てした場所なら地盤沈下などの目に見えないリスクもあります。
災害が起こってから、慣れない土地について調べるのは思うように情報にたどり着けないこともありますので、事前に地域のハザードマップなどで確認することをお勧めします。
札幌市のハザードマップ
2022年3月、札幌市の洪水ハザードマップが内水氾濫ハザードマップも加わって新しく「浸水ハザードマップ」として公開されました。
札幌市のハザードマップはこちら⇒災害危険個所図(ハザードマップ)|札幌市のWebサイトに移動します
書いている人
せんていくにえさん
防災士、防災備蓄収納1級プランナー 。北海道札幌市でたくさんの人達に防災備蓄収納を広める為、少人数での講習会を開催しています。 インスタ「おうちで出来る防災」、アメブロ「防災備蓄 KUUSAN BOUSAI」でも発信中 !ぜひ、見てね♪
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