“KUUSAN.BOUSAI”のせんていくにえと申します。
在宅避難時に準備しておいた方が良い物や量について
あっという間に夏が過ぎ、秋らしくなってきましたね。
夏が大好きなわたしにとっては少し寂しいですが、おうちのお片付けには丁度良い気候かもしれ ません。
さて、昨今の家庭内備蓄は災害時だけではなく、感染症罹患時にも活躍します。 外出が出来ず、自宅内の備蓄や行政からの支援品で数日過ごさなくてはいけない、まさに災害 時と同じシチュエーションになります。
なぜ家庭内備蓄は必要なの？
大きな災害時はインフラが止まる可能性が高くなります。
電気やガス、水道が止まると調理が出来なかったり、電気が点かなかったり、携帯の充電ができ ないなど食事や情報の収集など普段の生活に支障をきたします。
自宅で在宅避難をする場合、自宅内の食品や備品で数日過ごす事となります。 もちろん、スーパーやコンビニなどに被害がなければ買い物をすることも出来ますが、長蛇の列 に長時間並んだり、欠品の為買い物が出来なかったりと買い物するにもかなり苦労がかかりま す。また、スーパーやコンビニ自体に商品が届かない事も考えられますよね。 そんな時の為に平時から自宅に食品や備品を多めにストックしておくことが大事です。
どの位必要なのか？？
人間が飲食せずに生きる事が出来るのが72時間と言われており、大きな災害時には最初の72 時間は命を助ける事が優先されます。
もちろん避難所の開設なども平行して行われますが、避難所にも十分な物資があるとは言えず、 自宅に3日〜1 週間位の備蓄を国でも推奨しています。
まず、1週間買い物をしなくても過ごせる分量をストックしましょう。
食品
1週間買い物をしなくても過ごせる量。1日3食×家族の人数。
ストレスのたまった状況では甘い物や果物なども欲します。お菓子や缶詰のフルーツなどもある と良いですね。
水
1日1人3Lと言われています。これを家族の人数×7日分です。
1人なら 3L×7日分×1人分＝21L→2Lのペットボトルが10.5本分
4人家族ならその4倍の84L→2Lのペットボトルで42本分（6本ケースだと7ケース） 持ち運び出来るように500mlのペットボトルも用意しておくと便利です。
ガスボンベ
ガスや電気が止まった際に必要です。
通常のガスボンベは強火で約1時間利用出来ると言われています（使用時の環境にもよる）
最低でも7日間分の調理用のガスボンベを揃えましょう。
電池
ランタンや懐中電灯、携帯充電用などサイズも数も多岐に渡ります。どのサイズを何本使用して いるか確認してストックしましょう。
簡易トイレ
忘れがちですが、断水や停電時はトイレは利用を控えた方が無難です。地震などの揺れで配管 や下水道が壊れた場合、トイレの水を流すと壊れた配管や下水道から汚水があふれる場合があ ります。
トイレの回数は各個人で差がありますので目安ですが、1人1日6回利用と考えるとこれを7日分× 家族の人数となります。
どの様にストックしたらよいの？？？
ガスボンベや電池、簡易トイレなどはもともと数年の消費期限がありますが、食品や飲料などは 賞味期限が数日から数か月というのが多いです。
現在、防災用として長期で保存できる水や食品など様々な物が数多く販売されています。 こういった商品は長期保存でき、賞味期限なども細かくチェックする必要がないというメリットはあ りますが、割高だったりスーパーやコンビニなどで手軽に購入することが難しいというデメリットも あります。
そこで推奨されるのが【ローリングストック】という方法。
普段の食事で利用する物を多めに購入し、使ったら買い足すという方法です。 備蓄に必要な量を確認し、足りない分を購入→古い物から食べる→食べたら買い足すを繰り返 し、一定の在庫量をキープします。
この方法だと、賞味期限が切れる前に利用でき新しい物をストックできる。また普段から食べ慣 れた物なのでいざ食べる時に味が合わないなどがありません。
また、普段のお買い物の時に購入できるのでしやすいですね。
一気に準備するのは大変ですよね。
ぜひ、今日からローリングストックを意識してお買い物してみて下さいね！！
書いている人
せんていくにえさん
防災士、防災備蓄収納1級プランナー 。北海道札幌市でたくさんの人達に防災備蓄収納を広める為、少人数での講習会を開催しています。 インスタ「おうちで出来る防災」、アメブロ「防災備蓄 KUUSAN BOUSAI」でも発信中 ！ぜひ、見てね♪
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