コラム

カラスとゴミ~ 景観を守りつつ、カラスと人が共存するにはどうしたらよいか ~

2021年8月22日

管理人たけむら
こんにちは。まちのいえサイト管理人の竹村です。今回、藻岩高校の「MSP」と言う地域探究学習を通して、高校生が調べた「カラスとゴミ」の問題についてのレポートを、寄稿していただきました。ありがとうございます!

生ごみ対策として、「コンポスト」について情報を提供してくれました。

私も早速、家庭菜園をしていて有機肥料をもらってくれそうな友人にアポをとり、コンポストを買ってみようと思っています。キッチン用コンポストの「置き場所」の問題がクリアできれば、購入です!

自分の肥料で野菜がちゃんと育つかを考えると、捨てる前から責任も感じて丁寧にやらねば!とドキドキワクワクしますね。


【テーマ】

景観を守りつつ、カラスと人が共生するにはどうしたら良いか。

 

【今回の取り組みの経緯】

リーダーが南区に住んでいて、ごみステーションがカラスに荒らされている。そんな現状をみてどうにかできないかと考えた結果、高校生の自分達でもできる学校の「MSP」という活動の一環で南区のごみステーションにおけるカラス対策について調べました。

 

カラス問題対策①

カラスは頭がいい!

カラスは人間の七歳と同等の知能を持っています。そのためくちばしや足を使って、ごみや景観を守りましょう。

 

隙間は厳禁!

先ほども言いましたが、カラスはとても頭がいいです。ほんの少しの隙間を狙って、くちばしを使ってゴミを突っついたり、足を使ったりします。

上の写真は南区内にあるゴミステーションです。

一見、普通のゴミステーションのように見えますが、歩道から少しゴミステーションが出ています。ここに隙間が生じ、カラスの狙いどころになります。

だから隙間を減らすようにしましょう。

 

清潔にしよう!

まず自分たちのごみステーションを思い出してください。綺麗ですか?

カラスはしっかりとしたごみステーションでも、荒らされます。

ゴミが落ちているなんてなおさら簡単にごみをとることができます。

左の写真を見てください。

これもまた南区内にあるごみステーションです。

ごみが散乱していて、カラスは容易にごみをとることが出来ます。このようにしっかりとしたごみ処理をしなければこのような結果になります。カラスに荒らされないためには、人間は一人一人の意識が大切です。

 

 

まとめ

どうだったでしょうか?役に立ちましたか?今回自分が話した内容はきっと皆様の使用しているごみステーションにも当てはまると思います。もし当てはまったのであればぜひ実践してください。

またカラスがごみを荒らしているときに、石を投げたり、棒でたたこうとしたりするのはやめましょう。カラスは生きるためにごみステーションからごみをとっています。人間の勝手で攻撃することはやめましょう。そしてカラスと人間が共存した南区をつくりましょう!

 

 

カラス問題対策② ~ごみを減らす(生ごみコンポスト)~

カラスがゴミステーションを荒らす一番の理由は、ゴミステーションのごみがカラスから見ることができるからですが、それ以前にごみを減らすこともカラス被害縮小につながりますし、環境にもいいことがあります。なので、ごみを減らす手段の一つとして生ごみコンポストを提案します。私たちもやってみました!

 

#生ごみコンポストとは

生ごみや落ち葉などを分解し、堆肥化させることを「コンポスト化」と言います。

今回紹介するものは自宅で段ボールやプランターなどで簡単に作ることができます。

 

#材料

  • もみがら、ピートモス、米ぬかで作った土(約4:3:3)
  • 生ごみ
○分解されやすいもの △分解されにくいもの ✕入れてはいけないもの
ごはん/野菜、果物/卵の殻/小麦粉(パン・麺類) 野菜の皮など硬いもの/生米/魚や肉の骨/果物の種 割り箸や爪楊枝/腐った生ごみ/ビニール類

 

#作り方

step
1
下処理をする

適当に生ごみなどをコンポストに入れていくだけでは堆肥になりません。野菜などは細かく切って水を切りコンポストに入れましょう。水が多いままコンポストに入れると悪臭が発生する原因になります。

 

step
2
コンポストに入れ

下処理ができた生ごみをコンポストに入れます。コンポストは水浸しでもカラカラでもうまく堆肥化が進みません。目安は土と混ぜた時に手で触ってしっとりしているくらいです。コンポストが乾燥していると思ったら、生ごみを濡れたまま入れるのではなくホースなどで新鮮な水を足すようにしてください。

 

step
3
土を上にかぶせる

コンポストに入れた生ごみの上に、生ごみより少ない量の土をかぶせてください。土をかぶせることで、防臭になり、堆肥化しやすくするという効果もあります。コンポスト内に水分が多いと感じた時は土を多めに入れます。

 

step
4
中身をかき混ぜる

生ごみと土を重ねていくだけでは発酵の効率が悪いので、コンポストの中身を混ぜて堆肥化を促しましょう。混ぜることで、コンポスト内に新鮮な空気を取り込む効果もあります。

 

step
5
放置する

混ぜたら放置します。また新しい生ごみが出たら1~4の作業を繰り返し、コンポストが満タンになったら1~2か月放置して熟成させます。熟成させている間も、二週間に1度くらいコンポストの中身をかき混ぜると発酵の効率が良くなります。

 

#注意

  • 段ボールで行うときは他のダンボールを下に置き壁から数cm話してください。
  • 薄い布などをかぶせて、虫対策をしてください。
  • 夏に始めると2か月で完成しますが、冬だと半年かかるので、時期には注意してください。

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